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スーツの着こなしには、いくつか守りたい基本ルールがあります。サイズ感、ボタンの留め方、シャツやネクタイ、靴まで、仙台のオーダースーツ専門アトリエSARTORIA AOBAのスタイリストが、順番に整理して解説します。
着こなしの基本ルール
まず、すべての土台になる三つのルールを押さえましょう。
サイズ感が最優先
スーツの印象は、サイズ感でほぼ決まります。肩幅、着丈、袖丈が合っているだけで、清潔感が大きく変わります。
デザインより先に、体に合っているかを確認しましょう。
ボタンの留め方
二つボタンのジャケットは、上のボタンだけを留めます。
一番下のボタンは、飾りなので留めないのが基本です。立っているときは留め、座るときは外します。
シワと清潔感
シワのあるスーツは、それだけで印象が下がります。着る前にブラシをかけ、気になるシワはスチームで整えてから出かけましょう。
ジャケットのルール
ジャケットは、スーツの顔です。次の点を確認しましょう。
着丈と袖丈
着丈と袖丈には、それぞれ目安があります。
- 着丈:お尻がほぼ隠れる程度の長さ
- 袖丈:シャツのカフスが1センチほど見える長さ
- 後ろ姿:背中に横ジワが出ないこと
これらが合っていないと、サイズが違う印象を与えてしまいます。
肩と襟のフィット
肩の縫い目が肩先に合い、襟が首に沿っているかを確認します。
襟が首から浮いていると、だらしない印象になります。ここは補正でも調整しやすい部分です。
ボタンとポケットについても整理しておきましょう。選び方を見る
ボタンとポケット
ポケットには、次のようなルールがあります。
- ポケットの蓋は、外に出さず、中に入れる
- ポケットに物を入れすぎず、型崩れを避ける
- 胸ポケットにはチーフ程度に
シルエットを崩さないことが、美しく着るコツです。口コミを見る
ベントと裾
ベントとは、後ろの切れ込みのことです。
サイドベントは動きやすく、ビジネスの定番です。ノーベントはすっきり見えますが、座ったときに引っ張られやすいので注意しましょう。
裾の長さは、次の点を確認します。
- ジャケットの裾が、手のひらの位置に来る
- ベントが開いていない、きれいに閉じている
- 着丈が、お尻の下まで届いている
この三つを確認すれば、全体のバランスが整います。
インナーとの関係
ジャケットの下には、シャツやベストを着ます。
- ジャケットの下にニットを着る場合は、薄手のものを選ぶ
- 厚手のインナーは、ジャケットの形を崩す原因になる
- ベストを重ねると、きちんとした印象に
インナーが厚すぎると、肩まわりが窮屈になります。
シャツのルール
シャツは、スーツの印象を左右する大切な要素です。
襟型
襟の形によって、顔の見え方も変わります。
袖丈とカフス
袖丈とカフスは、次の点を確認します。
- ジャケットから、シャツの袖口が1センチほど見える
- 手首で袖が止まっている
- カフスは、ボタンかダブルカフスを選ぶ
手元の印象は、意外と見られています。
ネクタイのルール
ネクタイは、色と長さ、結び目で整います。
長さと結び目
長さは、大剣の先がベルトのバックルに触れる程度が目安です。
短すぎると幼く見え、長すぎるとだらしなく見えます。結び目は、襟の開き具合に合わせて、大きさを調整しましょう。
幅の選び方
ネクタイの幅は、ジャケットの襟(ラペル)の幅に合わせます。
ラペルが太ければネクタイも太めに、細ければ細めに。全体のバランスが揃うと、すっきり見えます。一般的な幅は7センチから8センチ程度です。
色と柄
色と柄は、次の方針で選びましょう。
- 無地やストライプは、使いやすい定番
- 小紋は、上品で落ち着いた印象
- ドットは、柔らかい印象に
シャツやスーツの柄と、重ならないものを選びます。
パンツのルール
パンツは、丈と太さが印象を決めます。
丈とクッション
裾が靴の甲に軽く触れる程度が、基本の丈です。
- ハーフクッション:靴の甲に少し触れる、すっきりした丈
- ノークッション:短めですっきり、細身のスーツに向く
座ったときに、靴下が見えすぎない長さがお勧めです。
太さとシルエット
太さは、動きやすさを優先して選びます。
- ストレート:どんな体型にも合う
- テーパード:すっきり見える
- ワイド:ゆとりのある印象
細すぎるパンツは、座ったときに窮屈になります。仕事で長時間座る方は、太ももに余裕のあるものを選びましょう。
ウエストのフィット感も、必ず確認してください。採寸を見る
ベルトとサスペンダー
ベルトの色は、靴の色と合わせます。
ベルト選びの詳細は、オーダーベルトのページもご覧ください。口コミを見る
靴と小物のルール
足元と小物で、スーツ姿の完成度が上がります。
靴の色
靴は、次のルールで選びます。
- 黒の革靴は、ビジネスと式典のどちらにも使える
- 茶色の靴は、ネイビーやグレーのスーツとよく合う
- ストレートチップは、最もフォーマルな形
- ローファーは、カジュアル寄りで休日向き
- ベルトの色と、靴の色を揃える
靴は、手入れされているかどうかも見られています。
靴下と時計
靴下は、パンツか靴の色に合わせると、足元がすっきりまとまります。座ったときにすねが見えない、長めのものを選んでください。
- 時計は、シンプルな革ベルトが基本
- 派手すぎないデザイン
- 袖口に引っかからない厚さ
- スーツの色と合わせる
小物は引き算の発想で、控えめにするのがコツです。女性スタイリストが採寸するレディースオーダー
シーン別のルール
着る場面によっても、適した着こなしが変わります。
商談
商談では、信頼感が最優先です。
お客様と会う場面では、清潔感を何よりも大切にしましょう。
式典
式典では、黒や濃紺のスーツに、白いシャツを合わせるのが基本です。ネクタイは、光沢の少ない落ち着いた色を選びます。
靴は黒のストレートチップが最も無難です。結婚式の場合は、白や明るい色のネクタイも似合います。選び方を見る
お祝いとお悔やみで、着こなしは異なります。
- お祝い:明るい色のネクタイとチーフ
- お悔やみ:黒無地のネクタイと黒の靴下で、装飾は控える
カジュアルな日
ジャケットパンツのスタイルでは、少し遊びを加えられます。
- ノーネクタイ
- ニットやポロシャツを合わせる
- ローファーで外す
カジュアルな日も、サイズ感と清潔感は崩さないことが大切です。ジャケットは、肩に合ったものを選ぶと、ラフな着こなしでもだらしなく見えません。ルールを確認口コミへ
よくある質問
ご来店でよくいただくご質問です。
一番下のボタンは留めますか?
留めません。一番下は飾りなので、外しておくのが基本です。立ったときに、上のボタンだけを留めてください。
ポケットの使い方は?
ポケットに物を入れすぎると、型崩れの原因になります。ハンカチや名刺入れ程度にして、スマートフォンはバッグに入れましょう。
チーフは必要ですか?
必須ではありませんが、あると華やかさが増します。白の無地が最も使いやすいです。
靴下の色はどうしますか?
パンツか靴の色に合わせるのが基本です。黒の靴なら黒かネイビー、茶色の靴なら濃い茶色やグレーを選びましょう。
コートとの合わせ方は?
スーツの丈より少し長いコートを選び、肩と袖に余裕を持たせると、重ね着しても窮屈になりません。コートの選び方へ
まとめ
スーツの着こなしルールの要点です。
- サイズ感を最優先に確認する
- ボタンは一番下を留めない
- シャツの袖口を1センチ見せる
- ネクタイの先はバックルの位置に
- 靴とベルトの色は揃える
- 清潔感を何よりも大切にする
ルールは、着る人の体に合ってこそ生きるものです。まずは、ご自身のサイズ感を見直してみましょう。
SARTORIA AOBAでは、採寸から着こなしのご相談まで、スタイリストが丁寧にお応えしています。ご予約は、お電話またはメールで承ります。お気軽にご来店ください。